※今日は動詞ждатьについて勉強しましょう
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皆さん、こんにちは。
お元気でしょうか。
【ロシア語翻訳入門】担当のクンドゥズです。
宜しくお願いいたします。
今回は、動詞ждатьについて勉強しましょう。
※生格と対格を取る動詞ждать※
ждатьは不完了体動詞で、待つ、
時間をとる、予定である、という意味です。
A)抽象的な事柄、不定の物事を表わす場合、
名詞は生格になります。
例:
1.Ждать звонка. {от кого угодно}
(電話を待つ) {誰からでもいい}
2.Ждать телеграммы. {некой}
(電報を待つ) {ある誰かから}
3.Ждать письма. {от кого-то}
(手紙を待つ) {誰かから}
4.Ждать весточки. {от кого-то}
(便りを待つ) {誰かから}
B)特定の人・物を表す場合、名詞は対格になります。
例:
1.Ждать поезд Питер-Москва.
{определённый поезд}
(ピーター・モスクワへの列車を待つ) {特定の列車}
2.Ждать звонок. (заранее известный)
(電話を待つ) {事前にわかっている}
3.Ждать телеграмму. {о которой известно,
что она должна прийти}
(電報を待つ) {それが来ていることを知っている}
※問題※
カッコの中の単語を生格または対格にしてください。
1、Я жду (телеграмма) из Москвы.
2、Дети уже который час ждут (автобус).
3、Мария ждёт (звонок) от друга.
※ 単語 ※
名詞:
дети :子供たち
автобус :バス
звонок :電話
друг :友人
※正解※
1、Я жду телеграмму из Москвы.
(モスクワからの電報を待っている。)
2、Дети уже который час ждут автобуса.
(子供たちはもう何時間かバスを待っている。)
3、Мария ждёт звонка от друга.
(マリアは友人からの電話を待っている。)
※ポイント※
◎以下の動詞の後に来る名詞が
物事の一部を表している場合、その名詞は生格になり、
物事の全体を表している場合、その名詞は対格になります。
動詞例:
・налить :注ぐ
・положить:置く
・нарезать:切る
・нарвать :摘む、集める
・купить :買う
・взять :取る
・дать :あげる
・выпить :飲む
・съесть :食べる
A)名詞が生格になる場合
例:
Нужно выпить воды (чая, сока).
水(お茶、ジュース)を飲まなければなりません。
B)名詞が対格になる場合
例:
Брат купил (брюки, телевизор,
книгу).
兄は(ズボン、テレビ、本)を買った。
今回は以上です、
【ロシア語翻訳入門】担当のクンドゥズでした。
次回も宜しくお願い致します。
また、お会いするのを楽しみにしております。^^